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9.マージンコールとは

FX取引の魅力は、レバレッジを利用して、担保としてFX取り扱い業者に預託した証拠金の数倍から何十倍もの取り機が可能な点にあります。
このハイリターンを期待できることがFXの人気の1つではあるのですが、ハイリターンには、ハイリスクが付き物です。
レバレッジ20倍では、損失が出た場合は、20倍の損失に膨らむことを忘れてはなりません。

このようなFX取引の投資特性に備えて、FX取り引き業者では、証拠金を大きく下回らないようにするためのセーフティーネットとして、マージンコールとロスカットシステムを備えています。
このうちマージンコールとは、投資なの予測に反し損失が発生した状態で、担保としてFX取り扱い業者に預託した証拠金の金額が、現在のレートで決済した場合に発生するであろう損失額である含み損を差し引くと、大きくマイナスになる状況になった場合に、証拠金の追加(追証)を求める警告コールです。
その基準は、各FX取引会社によって異なりますが、概ね証拠金維持率が50%~70%を下回った場合に、マージンコールを行う業者が多いようです。
マージンコールシステムを導入しているFX取り扱い業者では、毎日決められた時刻の為替レートを基準にして、各FX取引の証拠金維持率を計算しています。
そこで各FX取り引き業者の設定した証拠金維持率を下回ると、マージンコールと言う警告が、証拠金維持率を下回った投資家にメール等でなされます。
ただ、FX取り扱い業者の中にも、マージンコールシステムを設けていない業者も存在します。
このようなFX取り扱い業者の場合は、レバレッジがかなり高く設定可能で、マージンコールの最低基準を下回っても取引を可能にするとの引き換えに、マージンコールと言う警告なしに、いきなりロスカットを行い、強制決済するシステムです。
以上のようにマージンコールは、FX取引の重要なシステムとして機能していますが、マージンコールそのものには、何らの拘束力もありません。
ただ、ロスカットされて証拠金の損失が生じることの警告です。
そこで、マージンコールがかかったら、FX取り引き業者が設定した時刻までに、追加の証拠金(追証)を預け入れて、証拠金維持率を規定のラインまで引き上げることが必要です。
また、ポジションの一部決済を行って、取引の規模を縮小することによっても、証拠金維持率を高めることも可能です。
強制ロスカットは証拠金の損失なので、マージンコールがかかれば素早い対応を採るべきですが、際限のない追証を差し入れるのも、リスクと損失の拡大につながるので、FX取引では、この問題は十分考えなければなりません。