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10.ロスカットについて

ロスカットとは、含み損が大きくなり、FX取り扱い業者に預託した担保的性格を持つ証拠金維持率が、規定値を下回った場合に、自動的に行われる強制決済のことをいいます。
ロスカットの基準は、各FX取り扱い業者によって様々ですが、一般的には、20%~30%に設定しているFX取り扱い業者が多いと言えます。
FX取り扱い業者の中には、このロスカット段階を何段階かに分割し、その段階を自分で選ぶことのできるシステムや、自分で設定することのできる業者もあります。
ロスカットは、自分の意思で決済できず、投資資金である証拠金を失うことになるので、FX取り引きを始める前には、ロスカットについて十分確認して理解しておく必要があります。
株式投資においては、値幅制限があり、いわゆる「ストップ安」や「ストップ高」と呼ばれる値動きに対する抑制システムがありますが、FXにはそのようなシステムは存在しません。
この結果、FXでは、レバレッジを高くかけることが出来るメリットの半面、その分、損失もレバレッジに比例して多くなる可能性も秘めています。
最悪の場合は、証拠金の全額を失い、更に不足金が発生してしまう可能性も潜んでいます。
このような状況を避けるためのシステムがロスカットシステムなのです。
ロスカットが適用され、強制決済になるのは、予めFX取り扱い業者業者が設定した基準に依ります。
つまり設定された必要証拠金維持率を下回った場合に適用されます。
尚、証拠金維持率とは、担保としてFX取り扱い業者に預託した証拠金額から、現在の含み損を差し引いた時の割合のことを言います。

ロスカットが執行いされ、強制決済されるまでには、通常、FX取り扱い業者が、マージンコールと呼ばれる警告を発しますが、追証や一部決済して証拠金率を上げるといった処置を投資家が採らなければ、自動的にロスカットになります。
投資家は、今後予測通りに回復すると確信し、またその後その通りにレートが動いても、証拠金維持率の基準値を下回れば自動的に即座に強制決済されます。
また、為替レートの急激は変動で、実際に執行されるレートが、ロスカットの水準から大きく離れてしまうことさえあります。
その場合は、預け入れた証拠金以上の損失が発生することもあります。
ロスカットを未然に防ぐには、レバレッジをあまり大きくかけず、FX取り扱い業者に預託する証拠金額に余裕を持たせて、FX取引を進めることが必要です。