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1.外国為替取引とは

自国で流通する通貨以外のことを外貨と呼びますが、この自国以外の異なる通貨同士の交換が「外国為替」と呼ばれています。
為替の本来の意味は、小切手や手形等の利用によって、現金を移動しないで商品等の代金の支払いや受け取りを行うことであり、このうち海外とのやりとりの事を「外国為替」と呼んでいました。
しかし現在では、自国の通貨を他国の通貨と交換する手続きを意味する言葉になっています。
例えば、金融機関で日本円を米ドルと交換する外貨交換を意味しています。
この外国為替相場は、現在為替レートが変動する変動相場制が採られています。
この相場の変動を利用して利益を得たり、損失リスクを回避するための多くの取引が世界中で行われています。
例えば、ドルが高くなると予想すればドル買いを行い、予想通り値上がりしたところでドルを売却すれば、その差額が利益となります。
もちろん、逆に予想に反してドルが下落すれば、その分損失が発生します。
取引の行われている場所を市場と呼び(例えば、東京証券取引所)、外国為替の取引が行われている場を「外国為替市場」と呼んでいますが、外国為替市場は、株式取引所等と異なり、特定の場所に人が集まって為替取引を行っているわけではありません。
「外国為替市場」とは、外国為替市場に参加している人々の総体の事を指しているのです。
外国為替市場は大きく分けて、インターバンク市場と対顧客市場の2つに分類させます。
インターバンク市場とは、銀行や信用金庫、証券会社等の他、場合によっては日本銀行も参加する金融機関同士による取引市場です。
コンピューターや電話回線等の専用オンライン通信回線を利用し、外為ブローカー等を介して、為替を直接金融機関同士で取引する相対取引(あいたいとりひき)を行います。
一方、対顧客市場は、銀行等の金融機関が顧客と取引する為替市場のことで、個人投資家の他に一般の企業や機関投資家(例えば、生命保険会社)、ヘッジファンドなどで構成される市場取引です。
因みに、ニュースで報道される「東京外国為替市場の円相場」といった場合は、インターバンク市場の円相場を指します。
外国為替取引は、世界中で行われているので、自国の市場が閉まっていても開いている国の市場で取引を行うことが出来ます。
時差の関係から言うと、まず1日は、ニュージーランドのウエリントン市場から始まり、シドニー・東京・香港・シンガポール・ヨーロッパ・ロンドン・ニューヨークと順次取引市場が開かれ、ニューヨーク市場が閉まる頃には次の日のウエリントン市場が開いています。
この24時間世界の何処かで取引が可能である点が、外国為替取引の大きな利点であると言えます。
中でも、東京、ロンドン、ニューヨークは、3大外国為替取引市場と呼ばれています。